小林製薬(大阪市)の「紅麹」サプリメントはなぜ売れたのでしょう?
小林製薬では 機能性表示食品で「悪玉コレステロールの値を下げる効果がある」
とテレビを通じて盛んに宣伝をしてきました。
小林製薬では紅麹の効能に早くから着目し
「紅麹コレステヘルプ」は2021年から販売されています。
小林製薬のH.P
小林製薬中央研究所H.P
サプリメントに関心がある人はテレビのC.Mだけでなく
製薬会社のH.Pなども調べると思います。
上記のH.Pを見れば「そんなにすごいのか」となるでしょう。
このサプリメントを飲んでいる人はすでに何万人にものぼるはずですが、
全員に被害が出ているのではないようなのです。
被害が発生し、健康に異常をきたすことが指摘されだしたのは
2024年の今年になってからなのです。
また紅麹菌由来の製品では食品添加物のベニコウジ色素があり、
カップ麺などに使われていますが
ただ、こちらは紅麹菌の培養液から抽出した色素で、
問題になっているサプリなどの原料とは別なのだそうです。。
健康被害が出ている
紅麹コレステヘルプ」
「ナイシヘルプ+コレステロール」
「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の3種類のサプリメントは
使用禁止の通達が出るとともにすでに回収が始まっており
大阪市からは小林製薬に対し100万個近い回収の命令が出ているようです。
中にはサプリメントのほかにを使った食品が数多く売られていて
菓子類や味噌といった生活に身近なものもあります。
原材料に紅麹の表記がなくとも使用されているものもあり、
消費者で疑問を持っている人もいるようです。
※紅麹の使用量が規定未満のものは表示しなくともよい決まりがある
小林製薬から紅麹を仕入れて製品に使用している会社はすでに自主回収を始めています。
なぜ紅麹が原因だとわかったのでしょう?
東京大学名誉教授 唐木英明さん:
ことし1月に1人、腎臓の機能不全の疑いがあったということですが、実は1人ではなかなか因果関係はよく分かりません。2月に入って、2人目、3人目が出て、同じサプリを飲んでいた、ここでかなり確実になった。
まだよくわからないのが、ある期間に製造された紅麹が原因だということで、
小林製薬ではさらに原因を究明しているようです。
なぜなのかはこれから判明すると思われます。
しかしサプリメントを利用して健康管理をしている人にはショッキングなニュースだったことでしょう。
「機能性表示食品」というのは国の審査を受けて承認されたものではなく
製造会社の責任で販売ができるというものです。
サプリメントはこれにあたるので、これからは使用を控える人が増えることでしょう。
サプリメントを製造販売している会社にとっては
かなりの痛手になるのではないでしょうか。
*サプリ代 ういておかずの 野菜増え イクロウ
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